北海道大学シラバス
科目名[英文名]
一般教育演習(フレッシュマンセミナー)  Freshman Seminar
講義題目
札幌の地域ツアーづくりで大学での「学び方」を学ぶ(論文指導) 
責任教員[ローマ字表記](所属)
敷田 麻実[Asami SHIKIDA](観光学高等研究センター) 
担当教員[ローマ字表記](所属)
敷田 麻実[Asami SHIKIDA](観光学高等研究センター) 
科目種別 全学教育科目(一般教育演習)  他学部履修等の可否  
開講年度   2009  開講学期 1学期  時間割番号 000210 
授業形態 演習  単位数 2  対象年次 1 
対象学科・クラス   補足事項  
 
キーワード検索
観光、ツアーづくり、参加型学習、学び方の習得、チーム学習、学習力の向上
授業の目標
 チームで学ぶことやチームで1つのプロジェクトを進めることが求められる時代です。この授業では、札幌を巡る地域ツアーづくりという実践的な課題を通して、知識を有効に活用しながら新しい知識を創造するプロセスを体験し、大学での創造的な学習方法を身につけることを目的にしています。
到達目標
 本授業でのチーム活動および個人学習から、次にあげる能力を充実させる。

1.知識および情報を習得する力(テキストはじめ様々の素材からの効果的な知識習得)
2.思考・推論・創造する力(得た知識を基に、新たな概念やアイディアを創出する)
3.コラボレーションとリーダーシップ(チームやグループ活動を効果的に進める)
4.発表・表現・伝達する力(創出したアイディアを魅力的にプレゼンする)
5.評価能力(他社の発表内容を理解し分析・評価・コメントする能力)
6.総合的学習能力(自主的に学習に取り組む能力)

以上の充実により、
チーム活動を活性化できる
チーム活動の中で具体的な成果を出せる
他のメンバーとの考え方の違いを超えてプロジェクトを進めることができる
創造的な学習のプロセスを体験して理解できる

ことを目指します。
授業計画
第1回------------------------------------
テーマ(アイスブレイキング、授業の案内、個人カード作り)
内容(ガイダンスと第1回目の授業、観光についての予備知識)
学習内容(個人カードを作成して、交換します。そしてインタビュー相手とのアイスブレイクをします。)
第2回------------------------------------
テーマ(相互インタビュー(連休期間中も含めて))
内容(ガイダンス)
学習内容(個人年表を作成し、相互インタビューの準備をする。またインタビューの方法や注意点についてまとめます。)
第3回------------------------------------
テーマ(発表準備)
内容(知識創造の方法論を学ぶ+相互インタビューの発表準備)
学習内容(相互インタビューの発表準備をする。発表はインタビューレポート(A4 2枚)を作成します)
第4回------------------------------------
テーマ(相互インタビュー発表と講評)
内容(相互インタビューの発表)
学習内容(相互インタビューの内容について、発表して評価します。)
第5回------------------------------------
テーマ(ツー作成チーム作り)
内容(ツアーづくりのプロセスを説明して、全体理解に努めます)
学習内容(取材の仕方やツアーづくりの基本を学んだ上で、実際のツアーパンフレットを分析して参考にします)
第6回------------------------------------
テーマ(資源カード作成と、調査準備と予備調査)
内容(資源カードの作成を学びます。また調査の準備、連絡カードを作成します。)
学習内容(資源カードを作成して、情報から知識を生み出す方法を学びます)
第7回から第10回------------------------------------
テーマ(ツアー調査)
内容(ツアー調査)
学習内容(ツアー素材の発掘のための地域調査に出かけ、取材した上でまとめの準備に入ります。土曜日か日曜日を使って集中講義形式で実施します。激しい雨の場合は一週間ずらして実施します。)
第11回------------------------------------
テーマ(ツアーの組み立て)
内容(ツアーの採算性と炭酸ガス排出を計算)
学習内容(ツアーの採算性と炭酸ガス排出を計算して、ツアーの実効性を向上させます)
第12回------------------------------------
テーマ(ツアーのプレゼン、セールスに関する準備を進める)
内容(発表準備をチームで行います)
学習内容(モデルツアーの広報ポスターとパンフレットを作成します。)
第13・14回------------------------------------
テーマ(ツアーをプレゼン・セールスすることで、評価を得ることを学ぶ)
内容(ツアーをプレゼンしセールスする)
学習内容(学習内容(ゲストを招待して発表会を開催します。またモデルツアーの内容を相互評価をします))
第15回------------------------------------
テーマ(得られた結果をほかのチームと比較して分析することを学ぶ)
内容(ツアー結果の分析)
学習内容(ツアー結果の分析にかんして統計学を利用して、データの分析・活用方法を身につけます)
準備学習(予習・復習)等の内容と分量
 テキストの第1章と第2章を事前に読んできてください。そのほか課題を出しますが、いずれもチームや仲間での活動が多いので、学習自体は楽しいと思います。
 多数のページを書かせるようなレポートはありません。その週ごとに課題を出して,その結果で評価します。
成績評価の基準と方法
 出席状況を含む学習態度(20%)、レポート(40%)、発表内容(20%)、チーム活動への参加度(20%)で評価する。総合点を100点満点に換算し、おおむね、90点以上を秀、80点以上を優、70点以上を良、60点以上を可、59点以下を不可とします
テキスト・教科書
地域から考えるエコツーリズム / 敷田麻実ほか : 学芸出版社, 2008
講義指定図書
北東アジア観光の潮流 / 大薮多可志ほか : 海文堂出版, 2008
参照ホームページ
http://www.cats.hokudai.ac.jp/~shikida/

備考
担当教員は観光学高等研究センターに所属している。この授業にかんして質問や連絡が有れば、敷田のHP(「敷田」で検索すれば見つけられる)からメールで連絡することも可能です。気軽に連絡してください。なお居室はS棟の111です。
またぜひHP http://www.cats.hokudai.ac.jp/~shikida/を見てください。
更新日時
2009/02/05 14:33:18