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システム工学,システム科学,システム表現,システム制御,応用システム |
授業の目標 |
現代社会は、多くの人工的なシステム-目的実現のために設計・配置され,相互に連携して動作する構成要素の集合体-の働きの上に成り立っている。本講義では多様なシステムの根底に共通して存在するシステム概念について学び、ついで表現、制御、最適化などのシステム理論の基礎を理解する。さらに実システムの例としてエネルギーシステム、情報システム、空間情報システムを取り上げ、その特徴と応用領域での役割を学ぶことで、対象世界へのシステム工学的視点を身につけることを目指す。 |
到達目標 |
1.システム概念を理解する.
2.システムの表現・制御・最適化に関する代表的な手法を理解し,小規模な例題に関して適用することができる.
3.システムの具体例である電力システム,情報システム,地理情報システム(GIS)の特長と構成する主要技術について理解する.
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授業計画 |
1.システム工学の目的と範囲(1回) システムの概念、システム工学の歴史的背景、システム工学の目標・システム工学を支える技法、システムの工学としての捉え方について学ぶ。
2.システムの表現と設計(2回) システムに関する代表的なモデリング手法と、体系的なシステム設計手法について学ぶ。
3.システムと制御(3回) ダイナミカルシステム、モデル表現と各種特性、フィードバックの目的と安定性などのシステムの制御についての重要事項について学ぶ。
4.システムの最適化(3回) 最適化の必要性、目的関数と拘束条件、線形計画法,最急降下法、ニュートン・ラフソン法,遺伝的アルゴリズム、工学における最適化問題の例について学ぶ。
5.エネルギーシステム(2回) エネルギーと環境、エネルギーの形態、エネルギーの相互変換、エネルギーの伝達、エネルギーの輸送と貯蔵について学ぶ。
6.情報システム(2回) 情報システムの基本要素(情報記述、保存、検索、変換、表示、隠蔽)、情報システムの設計例(Internet,データベース、パタン認識)について学ぶ。
7.リモートセンシングとGIS・GPS(2回) リモートセンシング、GIS(地理情報システム)、GPS(全地球測位システム)、実社会での利用事例について学ぶ。
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量 |
各回の講義内容に関しては、WEB上で公開されている講義資料を各自入手の上、予習を行うこと(2時間/週)。また講義終了後には、講義で取り扱った内容に関係する手法や技術、システムなどについて自ら調査学習を行いシステム工学についての理解を深めること(2.5時間/週)。 |
成績評価の基準と方法 |
毎回の講義ごとに出席をとり、学期末に試験を実施する。講義への出席が2/3に満たない場合には期末試験を受けることができない。期末試験の成績から成績評価を行う。90点以上:秀、80点以上:優、70点以上:良、60点以上:可とする。 |
テキスト・教科書 |
教科書は指定しない。 |
講義指定図書 |
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参照ホームページ |
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備考 |
講義資料は講義初回で提示するURLにWEB上で公開する。 |
更新日時 |
2009/02/20 11:37:37 |