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人工生命,エージェント,進化型計算,共進化,コンピュータ・グラフィックス,3Dモデリング,モーションキャプチャ |
授業の目標 |
CGを利用したアニメーションの制作について,詳細な動作そのものをモデリングするのではなく,人工生命やマルチエージェントシステムなどの手法を駆使することによって,アニメーション主体の動作モチベーションをモデリングし,自律的な動作・機能・形態の発現に基づいたアニメーション制作について学ぶ.また,実世界センシング技術を利用することによって,虚実世界融合を行うための手法について学ぶ. |
到達目標 |
・コンピュータグラフィックスにおける「モデリング」,「レンダリング」,「アニメーション」などの基礎的技術を理解し説明できる力を養う. ・「人工生命」や「進化型計算」の手法を理解し,それらをアニメーション制作へ応用できる力を養う. |
授業計画 |
1.アニメーション工学とは(1回) 知的な自律的動作主体の進化的な作成技術,及び,CGを用いたモデリング技術の融合によるアニメーション制作について概観する. 2.コンピュータ・グラフィックスとは[3Dモデリング、レンダリング、アニメーション](7回) ソリッドモデル,ポリゴンモデル,などの3次元(3D)モデリング処理,及び,3次元オブジェクトモデルをよりリアルな映像としてとらえるために必要なレンダリング処理について学ぶ.その後,キーフレームアニメーション,階層アニメーション等のアニメーション処理について学習し,モーションキャプチャなどのセンシング技術を用いたアニメーション制作技術について解説する. 3.人工生命・進化型計算の基礎とアニメーションへの応用(7回) ライフゲーム,バイオモルフ,セルオートマトンなどの人工生命の基礎,及び,遺伝的アルゴリズム(GA),遺伝的プログラミング(GP)などの進化型計算の基礎について学習する.さらに,自律的に動作可能なアニメーション主体(エージェント)の設計,及び,GAやGP,共進化などの進化型計算手法を利用したアニメーション主体の動作,機能,形態の発現・進化について実例をもとに解説する. |
準備学習(予習・復習)等の内容と分量 |
コンピュータ・グラフィックスの知識を習得するために必要な幾何変換等の数学的知識,及び物理学(特に力学関係)については予習・復習することを望む.また,講義期間中に行う小テストの問題解法等を繰り返し復習し,定期試験に備えることが望ましい. |
成績評価の基準と方法 |
出席率が60パーセント以上ある者が成績評価の対象者.複数回の小テスト及び,レポートにより学習理解度を確認する.最終的な成績評価は,小テスト・レポート(50%),定期試験(50%)として数値化し判定する.90点以上:秀,80点以上: 優,70点以上:良,60点以上:可. |
テキスト・教科書 |
必要な資料を講義時に配布する. |
講義指定図書 |
なし. |
参照ホームページ |
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備考 |
受講条件:「コンピュータ工学」,「情報数学」,「情報理論」,「エージェント工学」を,単位取得していることが望ましい.また,「ナチュラルコンピューティング」を受講していることが望ましい. |
更新日時 |
2009/02/25 14:15:40 |