北海道大学シラバス
科目名[英文名]
家畜生産実習  Practice on Animal Production
講義題目
 
責任教員[ローマ字表記](所属)
中辻 浩喜[Hiroki NAKATSUJI](大学院農学研究院) 
担当教員[ローマ字表記](所属)
中辻 浩喜[Hiroki NAKATSUJI](大学院農学研究院) 
科目種別 農学部専門科目  他学部履修等の可否 ---- 
開講年度   2009  開講学期 通年  時間割番号 017334 
授業形態 実験・実習  単位数 2  対象年次 2 
対象学科・クラス 畜産科学科  補足事項  
 
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飼養管理、乳牛、豚、めん羊、鶏
授業の目標
本学北方生物圏フィールド科学センター生物生産研究農場(以下、研究農場)の酪農生産研究施設(乳牛、めん羊)、中小家畜生産研究施設(豚、鶏)および草地・飼料生産圃場において乳牛、豚、めん羊および鶏の飼養管理と草地利用・飼料生産に関する実習を年間を通して行い、家畜生産の実際を体得させるとともに、これら家畜生産体系を裏付ける基礎理論について解説する。
到達目標
1.家畜の出生から畜産物生産までの過程で必要な個々の管理技術を修得する。
2.家畜生産体系をそれらに関わる技術的事項(育種・繁殖・栄養・管理・環境・衛生・飼料・経営など)と結びつけて理解できる。
3.産業としての畜産や試験研究の現状を理解できる。
授業計画
実習は、研究農場で日常的に行われている家畜飼育および圃場管理作業に組み込む中で実施する。また、札幌近郊の一般畜産農家、畜産関連企業・団体および試験研究機関への見学(2〜4回)も行う(スクールバス使用)
乳牛:1)日常管理(飼料給与、牛舎・牛房清掃、糞尿処理、牛体洗浄・ブラッシング)、2)ハンドリング(体重、体尺測定)、3)繁殖管理(種付け適期の判定、人工授精、妊娠鑑定、分娩予知、分娩介助)、4)個体管理技術(削蹄、除角、去勢)、5)搾乳(グループに分け搾乳時間に合わせて集中実施:実習時間外)
豚:1)日常管理(飼料調製・給与、豚房清掃、糞尿処理)、2)ハンドリング(体重、体尺測定)、3)繁殖管理(種付け適期の判定、採精、人工授精、妊娠鑑定、分娩予知、分娩介助)、4)個体管理技術(去勢、耳刻入れ)、5)衛生管理(豚房洗浄・消毒、駆虫)、6)養豚実習(離乳直後の豚を学生に預け、自身で飼料設計・給与、日常の飼養管理を行い、出荷可能な肥育豚に仕上げる:実習時間外)
めん羊:1)日常管理(飼料給与、清掃、糞尿処理)、2)ハンドリング(体重、体尺測定)、3)個体管理技術(剪毛、削蹄)、4)衛生管理(駆虫)
鶏:1)日常管理(飼料給与、鶏卵回収、ケージ清掃、糞尿処理)、2)繁殖管理(採精、人工授精、孵卵・孵化)、3)個体管理技術(デビーク、雌雄鑑別)、4)衛生管理(鶏舎・ケージ洗浄・消毒、ワクチン接種)
草地・飼料生産圃場(放牧地、採草地、飼料作物[トウモロコシ、麦類]):1)飼料作物栽培・管理(播種、施肥、間引き、除草、収穫[収量調査])、2)放牧地・採草地管理(牧柵補修、掃除刈り、雑草駆除)、3)サイレージ調製(サイロ詰め込み)、4)圃場一般管理作業、5)農業機械による各種作業の見学
準備学習(予習・復習)等の内容と分量
実習前日に開講する家畜生産論I(第1学期)およびII(第2学期)に質疑応答の時間を設け、それを予習時間と位置づける。また、復習時間は実習終了前に質疑応答の時間を設けそれを当てる。
成績評価の基準と方法
出席および実習状況を総合して評価する。
テキスト・教科書
教科書および参考書は特に指定しないが、必要に応じてプリント等を配布する。
講義指定図書
参照ホームページ


備考
更新日時
2009/01/28 13:35:16