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キーワード検索 |
森林、森林の種類、森林の分布、環境保全機能、資料作成方法、発表方法、ディスカッション |
授業の目標 |
ゼミ形式の学習会をとおして、森林や森林の環境保全機能全般に関する基礎的事項について学習すること、および報告書(論文)作成に向けての学習方法や資料の作成方法・発表方法についての基礎的な体験を行うことを目標とする。 地域および地球規模での環境悪化がすすみ、森林を利用した保全対策の重要性が指摘されている。しかし、森林の環境保全機能については、正確な情報が不足なままで、情緒的な議論が展開される場面も多い。本演習では、環境保全への対応や森林の利用方法を正確にしていくために、森林の環境保全機能の基礎的事項や科学的な到達段階・研究の動向などについての理解を深めることを目標とする。また、本演習では、ゼミ形式の学習方法をとることにより、個人やグル-プによる学習と報告資料(レポ-ト)の作成・プレゼンテ-ションおよびディスカッションを体験することにより、今後の学習の方向や方法についての基礎づくりをおこなうことも目標の一つとしている。
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到達目標 |
1. 日本や世界における森林の種類とその形態、森林をめぐる日本や世界の動向、森林の生態および森林の環境保全機能全般に関する基礎的知識や事項について理解する。 2.森林の環境保全機能に関する一般的な認識状況や問題点を把握し、自分の考えをまとめあげる。 3.森林の環境保全機能に関する科学的なデ-タが乏しいことや解明されていない事項が多く、森林の環境保全機能については多くの問題点や研究課題が存在することを理解する。 4.学習や学習内容の整理・レポ-トの作成・発表の方法などを経験・学習することから、今後の学習の方向や方法についての基礎づくりをおこなう。
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授業計画 |
1.「学習会(ゼミ)」方式 受講者それぞれが 1)独習し、 2)資料の作成をおこない、 3)発表(報告)をおこなう。ディスカッションおよび教員からの助言などによって学習を深める。 2.課題の選択と報告者の決定 1)教官から本演習全体のテ-マ(枠組み)と個別的な課題・参考資料(推薦図書)の提示。 2)これらの情報を参考にして、参加者が発表課題を絞り込む。 3)個人およびグル-プごとに発表課題を決める。全体での調整と分担。 3.準備と発表の方法 1)個人やグループによる学習と発表(報告)資料の作成。 2)各講時2件程度の発表と質疑応答(発表資料の配布。PCプロジェクター・OHPなどの利用も可)。 4.主な学習課題として、以下のようなテーマを考えている。 1)樹木や森林の種類と分布 2)地球規模での環境攪乱(破壊・汚染)と森林資源の状況。 3)地球温暖化と森林の緩衝機能 4)生物多様性の保全と森林の役割 5)酸性降下物・地球温暖化にたいする森林の緩衝機能。 6)地球・流域における水分の動態と森林の影響。 7)森林伐採や土地利用の形態が河川にあたえる影響。 8)土地利用および河川環境の保全と森林の役割。 9)環境林の役割(防風・防雪・防霧などの機能)。 10)森林のレクリェーションや自然学習の場としての機能。 11)環境林の造成や維持・管理方法のあり方。
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量 |
1.自分が担当する発表課題については、関係する著書や学術論文・HPなどから情報を収集や、できれば対象とする課題についての現地観察なども加えて、発表資料の作成やプレゼンテーションの準備をおこなう。発表資料の作成は、20分ほどの発表を目安に作成する(A4要旨で3〜5枚程度)。 2.自分が発表する以外の課題については、関係する著書やHP・マスコミ情報などから基礎的な情報を得ながら、自分なりの理解や関心を抱いた事項・質問事項などを整理し、演習への参加に備えておく。 |
成績評価の基準と方法 |
学習内容の発表に向けての取り組み状況や、作成資料の内容・発表状況・ディスカッションへの参加姿勢などをもとに、総合的に評価する。 |
テキスト・教科書 |
教科書・参考書の探索も本演習の学習課題としていることから、その方法についてのアドバイスをおこなう。また、それぞれの報告課題ごとに、適当な教科書や参考書などの紹介をおこなう。 |
講義指定図書 |
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参照ホームページ |
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備考 |
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更新日時 |
2009/01/29 20:17:28 |