教養教育の効果測定のあり方

(左)教養教育の効果の測定には,短期と中長期の調査を組み合わせる必要があります。

 成績評価の分布状況の調査や学生による授業アンケート調査など,短期の測定は,授業改善のための大きな力になります。

 より正確な教養教育の効果の評価には,短期のレスポンス調査のほかに,教育終了後一定期間をへておこなう中長期の調査が必要です。

 全学教育レビュー(1996),教養教育・全学教育に関する学部長インタビュー(1998)は,コアカリキュラム導入に至る検討に役立てられました。学生生活実態調査(2001),外国語科目に関する教官・学生へのアンケート調査(2002)は,コアカリキュラム導入以後最初の大規模な調査で,今後の基礎科目や外国語科目の改善に役立てられます。

(右)長期調査(工学部卒業・工学研究科修了生へのアンケート調査。1997)の結果からは,北大方式による旧教養課程の教育が成果を上げ,一定の評価を得ていたことがうかがえます。