北海道大学の豊かなキャンパスや施設を活かした、特色のあるカリキュラムを開発し、充実させています。中でも一般教育演習(フレッシュマンセミナー)の中のフィールド体験学習は人気があり、毎年多くの学生が履修しています。 ●フィールド体験 フィールド体験合宿は、クラーク博士の「自然に学べ」の教えを今日に生かした科目です。課外活動としての実績をもとに2002年に単位化されました。 日高の附属牧場での合宿 函館の水産学部の練習船上での実習は、一般教育演習のなかでもっとも人気の高い科目です。 道北の天塩・雨龍の演習林での合宿など。 ●「ものづくり」にチャレンジする工学的創成実験
●地域連携型の芸術科目 札幌の国際音楽祭PMF(Pacific Music Festival)などと連携した芸術科目が2002年からはじまりました。 ●論文指導 日本語で論理的に考え、口頭発表や論文作成をする能力の向上を目指して、「主題別科目」や「一般教育演習」の中で論文の読解やレポート作成の指導を行います。1995年からはじまり、理系の学生からもレポートや卒論の作成に「役に立つ」と評判です。 ●総長・学部長・学識経験者による特別講義 総長の発案で1998年にはじまりました。総長・学部長が北大の学問の伝統と現状を講義する「北大の人と学問」、社会の各方面で活躍する北大OBが現在の仕事について講義する「大学と社会」は、学生の注目度が特に高い授業です。 ●情報探索入門 一般教育演習の1回の授業を使って図書館職員が文献検索法を指導する情報探索入門が、2001年にはじまりました。 ●e-LearningソフトHuWeb 研究部が独自に開発した、e-LearningソフトHuWebは、2002年秋から試用をはじめ、現在90科目以上で授業支援に活用されているほか、クラスのコミュニケーション・ツールとしても利用されています。 ●科学・技術の倫理 2003年秋から、大講義室での講義と少人数でのケース・スタディを組み合わせた科学・技術の倫理がはじまりました。 コアカリキュラムの導入以来、科目ごと・クラスごとの開講時間帯の調整、各授業の履修者数の調整(抽選)、 講義棟の改修、視聴覚・情報機器の充実などにより、教育環境は格段に改善されました。